至言?

先日、リー代数と素粒子論という古本を買ったので、前書きをよんだ。

物理学に関係の深いこの系統の本では数学の定理の証明を抜かすのは避けがたい誘惑である. しかし証明をとばすことは読者の自由であって, 証明のないということは読者が読みたくても読めないということになる. しかも証明のない数学の定理はなんとも貧弱な感じを与えるものである. 本書ではわずかの例外を除いては証明を抜かすことをしなかった. これは私自身が証明を抜かした本を一度かいた経験からできた方針である.
(中略)
1983年10月

だそうだ。