像と逆像

よくわからなくなるのでメモ。とくに順像のほう。
「\」は集合差、「-c」は補集合をとる演算。X、Y は適当に解釈する。

行って来い
X⊇f(f-1(X))X⊆f-1(f(X))
関係
順像逆像
X⊆Y ⇒ f(X)⊆f(Y)X⊆Y ⇒ f-1(X)⊆f-1(Y)
演算
順像逆像
f(X∪Y)=f(X)∪f(Y)f-1(X∪Y)=f-1(X)∪f-1(Y)
f(X∩Y)⊆f(X)∩f(Y)f-1(X∩Y)=f-1(X)∩f-1(Y)
f(X\Y)⊇f(X)\f(Y)f-1(X\Y)=f-1(X)\f-1(Y)
-cf(Xc) ? f(X)cf-1(Xc)=f-1(X)c
その他
f(X∩f-1(Y))=f(X)∩Y

逆像の忠実っぷりが際立つ。
注意すべきは演算の順像の下3つ。とくに一番下の「?」は、これといって特別な関係がないことを言っている。
また、「その他」の等式は、あるムックの記事*1

この型の等式が, 数学のいたるところにでてくるのはまったく不思議である。

と紹介されていて印象に残ったので記しておいた。

その他に追記

ある本には次のような特殊な場合が紹介されていた。

X∩f-1(Y) ≠ φ ⇔ f(X)∩Y ≠ φ

*1:数学の楽しみ No. 5 の「高校生のための数学教室-5」